【えっ、今頃?!】アメリカの信じられない医療費請求事情!
- 忘れたころにやってきた、あの手紙…
- アメリカの病院と日本の病院の違い
- 今回来た請求書、なんでこんなに遅くなったの⁇
- Financial Assistance、財政援助とは⁇
- その医療費、すぐに支払わないで!
- まとめ
忘れたころにやってきた、あの手紙…
つい1か月前くらい…
クリスマスの季節に心躍らせて、
「誰かからクリスマスカードが届いてないかなー♪」
と郵便ポストをチェックしていたある日…
見覚えのある封筒と風貌で私宛に手紙が…
送り主は私が妊娠中お世話になっていたクリニック。
この雰囲気の手紙はたいてい請求書…
そのクリニックは息子のおちびも行っていますが、
宛名が私ということは私の請求書…?!
えっ、でも私おちびを産んだのもう1年以上前なんですけど…
と軽いパニック!
封筒を開けてみてみたら、やっぱり私宛の請求書で、産後の検診の時の請求書でした!
今更過ぎて忘れてたわいっ!!笑
と突っ込みたくなってしまいますが、そもそも請求書が後から来るっていうことに驚かれている人もいるかもしれませんね。
ということで、これを機に思い出したアメリカの医療費請求書事情について、
今日は簡単に、そして私の経験をもとに書いていきたいと思います。
アメリカの病院と日本の病院の違い
とまと一家、ありがたいことに基本健康体のため、
アメリカに来てからは病院に行ったことがほとんどありませんでした。
というか、妊娠、出産以外で病院に行ったのは1回だけ。
おまけに知り合いに日本語を話せるアメリカ人の歯医者さんがいて、
安定期に入ったときに虫歯があるかもしれないと思い彼に相談したら、
なんと無料で見てくれたので行っただけでした←つっこみどころ満載笑
それでも日本の病院とアメリカの病院で診察を受けるだけでも結構違うなーと感じたところがいろいろとあります。
あまり参考にならないかもしれませんが、ふーんそうなんだーくらいの気持ちで読んでください!
混み具合
妊娠がわかって最初にクリニックに行ったとき、待っている患者さんが少ないことにとても驚きました。
私が日本にいたころは、できるだけ評判のいい先生がいる病院へ行こうとしており、そうすると
すごい早め、できれば朝一番に入るくらいの気持ちで病院へ行かないと、すごい混んでおり、
その日一日が潰れてしまうんではないかという印象を受けたのをよく覚えています。
もちろん、こっちもとっても大きい総合病院みたいなところで検診があるときはやっぱり混んでるし、待ち時間もそれなりにありました。
でも普段行くクリニックは小さめで、でもそんなに混んでいて人でごった返してるという印象もないです。
予約制??飛び入り??
日本でも予約制の病院は増えてきているようにも思いますが、どうなんでしょうか⁇
渡したお世話になっていた内科や外科、耳鼻科、皮膚科など、歯医者さん以外は基本的に予約制ではなく、診察券と保険証を持っていき、それを出した順番に呼ばれるスタイルだった気がします。
飛び入りって書きましたが、このスタイルなんて言うんでしょうね笑
アメリカの病院は予約、アポを取るのがあたりまえ。
(だから待ってる患者さんの数も少なくてすむのかもしれませんが)
むしろ取らないで病院に行くとかありえない気がしてしまうくらいです。
予約なしで飛び込みで見てもらうのはERという救急病棟にお世話になるときくらいな気が…
おちびが風邪をひいて心配な時も、基本的にはクリニックに電話して、当日で入れる時間を予約していくくらいです。
ちなみに私が通っている病院は予約をした日に連絡もせずアポに行かないことが3回以上続くともう診察してもらえなくなる可能性がある、というルールみたいなものがあるようです。
お互いきちんとしましょうって感じですね。
診察費の支払い
これが一番違う気がします!!
日本はすべての診察が終わって最後に会計をして病院を後にするのが一般的ですよね。
というか、私はその方法でしか病院で支払いをしたことがありません。
しかーーーーーーし!!!
アメリカは全然タイプが違います!
私が妊娠中に通っていたクリニックは、低所得者や保険に入っていない人向けのクリニックで、まず病院についてチェックインをし、そのあと受付の人と住所や電話番号などに変更がないかの確認をしたのち、毎回$60を支払っていました。
それで受付が終了。
そこからこの人準備できましたー!みたいな感じで裏でいろいろと準備が進み、先生に診てもらう、という流れです。
しかし、診察中になにか特別な処置をしてもらったり、検査のための血液採取などがあるとき。
そういう時は診察が終わって帰る前に支払いをしたりはしないんです!
そこからいろいろと会計処理などがあるのか、請求書は手紙で数週間後にやってきます。
忘れたころにやってくる全く嬉しくないお知らせ苦笑
おまけに支払い方法も様々。
ネット上での支払い、電話での支払い、小切手を使っての支払い。
現金で支払うということはこの段階ではほとんどありません。
お国が違うとここまで違うもんか…と驚かされます。
今回来た請求書、なんでこんなに遅くなったの⁇
そこで問題←
今回の請求書、産後の検診の時の費用でした。
診察してもらったのは一昨年の11月中旬。
診察日から1年以上経っています。
なんでこんなに遅くなったのでしょうか⁇
正直、本当の理由はわかりませんが、理由の一つにFinancial Assistanceという財政援助のサービスが関係していると思っています。
Financial Assistance、財政援助とは⁇
これはほかの病院でもやっている、ということを聞いたことがあるので、様々な病院で使われているサービスなのかもしれないのですが、所得に合わせて医療費の支払い額が減額される援助のこと。
所得が低い人が申請することで、診察費や検査代がぐっと安くなるというすごくありがたいサービスです。
期間があったり、提出する書類があったりして少々面倒ではありますが、そのプロセスを超えるとだいぶ助けになります。
例えば、今回の私の産後の診察の際、診察費と別で請求されていた費用があったのですが、それが減額されていました。
$340-Financial Assistanceによる調整$265=私の負担額$75
なんと、もともとかかるはずだった費用の約1/5の費用を支払うだけでよくなったのです!
本当にありがたい!!
ただ、申請してから調査が入ったり、提出書類が本当に正しいか、などの過程が入るため、その影響で遅くなったように思います。
でも1年は長すぎる…苦笑
存在忘れられてたのかな??
だったら思い出してもらわなくてもよかったのですが…苦笑
その医療費、すぐに支払わないで!
上の例でも見たように、Financial Assistanceがあるとないとでは、かなりの差が出ます。
実は、妊娠してすぐの時、血液検査や様々な検査を最初に受けました。
そしてそこで$700を超える請求書が後から届き、それが最初の請求書で私はかなりびっくり!!
というか驚きすぎて、ショックすぎて1週間ほどその請求書の存在を話し始めることができませんでした…
アメリカで出産を経験した日本人の友人に相談をしたところ
「そんな高いのはおかしい!何か方法があるはず」と言っていろいろ一緒に調べてくれました。
そして面白いことにこんなことも言ったのです。
「その費用、絶対にまだ支払っちゃだめだよ。いろいろとわかってから支払いね。」
えっ??まだ支払わなくていいの⁇
どういうこと⁇
と私はただただ驚くばかり…
でも、おかげでFinancial Assistanceのことや、それを申請している間に来てしまいそうだった支払い期限も、Financial Assistanceの申請をしているなら、申請が通るまで支払いはしなくていいよ、と担当の人に言ってもらえひとまず安心。
アメリカは医療費が高いことで有名ですが、所得が低い人には何かしらのサービスがあることがほとんどです。
そのサービスを受ける資格があるのに、それを知らないで請求書に書かれた金額をそのまま支払うと、あとからサービスの対象で減額になっても、そのお金を返してもらうことは本当に難しいと感じます。
なぜって、所得が低いけど、その費用支払うことができた=支払い能力があった=財政援助がなくても大丈夫=お金戻す必要もない
となるのでしょうかね…
うまく説明できませんが、とにかく、何かあったときは知り合いの人、医療費の支払いなどを相談できる信頼できる人にアドバイスを聞いてみることをお勧めします!
まとめ
とっても長くなってしまいましたが、とまとが今日お伝えしたい大事なポイントはこれ!
- アメリカで病院に行くときは救急以外は必ず予約を取ること
- 診察費の支払いは日本と結構違う。受付時と診察後数日もしくは数週間後に手紙で請求書が来ることをお忘れなく。
- 請求書の額がすごい額でもすぐに支払いはしない。何か受けられるサービスなどについて聞いてみること。
- アメリカは言ったもん勝ち社会。期日に間に合わなさそうだったりする場合は、事前に相談すると期日を延ばしてくれることも多々ある。
まだまだ医療費についてはわからないことがたくさんあります。
私も勉強中なので、わかったことがあればこちらでどんどん更新していきたいと思います!
でも、何よりも大きなけがや病気がなく、無事に生活できますように!